文士・芸術家一覧(あ行)
石坂 洋次郎(いしざか ようじろう)
1900~1986 小説家 青森県生まれ
教職の傍ら執筆活動を続ける。昭和11年「若い人」がベストセラーに。
その後上京、「青い山脈」「陽のあたる坂道」など庶民的な作品で人気となる。
居住地:南馬込3-33(大正13年~14年)
解説板:道路
稲垣 足穂(いながき たるほ)
1900~1977 小説家 大阪府生まれ
佐藤春夫に認められ、大正11年「チョコレット」「星を造る人」などを発表。作品にも恵まれたが、神戸時代の同級生だった衣巻省三の家に転がり込んで以来、酒浸りの人生。馬込のモダンボーイ。
居住地:南馬込4-31-6(大正12年~昭和5年)
解説板:旧宅跡
今井 達夫(いまい たつお)
1904~1978 小説家 神奈川県生まれ
慶応大学在学中に同人誌「橡」に参加。博文館、時事新報社を経て文筆生活に入る。三田文学などにモダンな小説を発表し「青い鳥を探す方法」で第2回三田文学賞を受賞。
居住地:南馬込2-26-30(在住期間は不明)
解説板:馬込東中学校
宇野 千代(うの ちよ)
1897~1995 小説家 山口県生まれ
大正9年、懸賞小説で「脂粉の顔」が1位に入選したのをきっかけに、作家として活躍。二人目の夫、尾﨑士郎と馬込に住む。日本初のおしゃれ雑誌「スタイル」を発行。「色ざんげ」「おはん」などの作品を発表。
恋多き馬込のモガさん。
居住地:南馬込4-18(大正12年~昭和5年)
尾﨑 士郎(おざき しろう)
1898~1964 小説家 愛知県生まれ
大正9年、21才の時に応募した「獄中より」が2位で入選。小説家としてスタートする。昭和4年、宇野千代と別居。「人生劇場」は青春編~望郷編まで7編に及ぶ大作で、彼のライフワークとなった。「篝火」「高杉晋作」など発表。昭和29年から住んだ大田区山王の自宅跡は大田区立尾﨑士郎記念館 となり外周から見学できるようになっている。
居住地:南馬込4-18(大正12年~昭和5年)
山王1-36-26(大田区立尾﨑士郎記念館)(昭和29年~39年)
解説版:道路